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運命のいたずら登山日記

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運命のいたずら登山日記

全国の山を幅広く歩きながら、実際に登った経験をかなり分かりやすく整理している登山ブログです。

2015年からの山行記録があり、現在では北海道・東北から九州まで非常に広い範囲の山を掲載しています。サイトには「登山レベル低・中・高」という独自の分類があり、山の一覧では都道府県、登頂年月、百名山・二百名山などの区分とともに、それぞれの山について短いコメントも付けられています。

このブログの特徴は、登山経験を「次に登る人が使える情報」に変換するのが非常に上手いことです。

個人の山行記録でありながら、読み手が知りたい情報がかなり整理されています。

「登山レベル」で山の印象が分かる

記事を開くと、まず「登山レベル」が目に入ります。

例えば山梨県の思親山は「登山レベル 低」とされ、コースタイムが短く道もよく整備されているため初心者でも安心、と説明されています。一方、静岡県の突先山~大山は「登山レベル 中」とされ、道が不明瞭な部分や入山者の少なさから初心者単独は避けた方がよい、としています。

この分類は、単純に標高やコースタイムだけで決めているわけではありません。

体力的にきついのか。

危険箇所があるのか。

道迷いの可能性があるのか。

入山者が少ないのか。

そうした実際の登山で感じた要素を含めて判断しています。

だから「標高○○mだから初心者向け」という単純な説明になっていません。

個人的な評価も隠さない

さらに面白いのが、山をすべて同じように褒めていないことです。

思親山については、富士山を手軽に楽しめる点は評価しながらも、「富士山以外はあまり期待できない」とかなり率直に書いています。そして、同じように富士山を楽しめるなら白鳥山の方がおすすめだと紹介しています。

これは登山ブログとしてかなり重要な部分です。

どの山についても「素晴らしい山でした」で終わってしまうと、結局どの山がおすすめなのか分かりません。

このブログでは、

「この山は良い。でも、こういう目的なら別の山の方がおすすめ」

という比較が出てきます。

そのため、読者にとって判断材料になります。

登山情報が非常に整理されている

各山の記事は、

  • 概要
  • 登山レベル
  • アクセス
  • ルート
  • 登山記録
  • 登るまで
  • 登山開始
  • 登山後記

という形で構成されている記事が多く、初めて見る山でも必要な情報を追いやすくなっています。

特にアクセスについては、車の場合のインターチェンジからの所要時間や駐車スペース、公共交通機関の場合の駅やバスまで書かれています。

例えば前黒法師岳では、寸又峡温泉を起点として、車の場合のアクセスだけでなく、公共交通機関を利用する場合のルートや、日帰りではなく前泊を検討した方がよいというところまで書いています。

単に「登ってきました」という記録ではなく、実際に行く人が困らないように情報を残していることが分かります。

それでも「情報サイト」になりすぎていない

ここが、このブログの面白いところです。

構成はかなり整理されていますが、文章そのものは決して堅苦しくありません。

例えば沢口山について、

「知名度は全くといっていいほどありませんが」

と紹介したあと、

「初心者がわざわざ沢口山に登るかどうかは置いといて」

と続けています。

こういう一言が入ることで、整然とした登山ガイドではなく、実際に山へ行った人が自分の感想を話しているブログになります。

この軽さはかなり重要です。

情報を整理しながらも、書き手の存在が消えていません。

「個人的には」がきちんと残っている

「冬でも登山可能!?静岡県でオススメの低山6選」でも、紹介順はおすすめ順ではなく単純に東から並べたものだと最初に説明しています。

また沢口山については、「個人的にとても好きな山なので紹介しました」と書いています。

つまり、客観的なランキングを装っているわけではありません。

これは自分が歩いて、こう感じたからおすすめする。

その立場が明確です。

「初心者向け」がかなり明確

このブログは、初心者にとって特に使いやすいと思います。

例えば静岡県の低山を紹介する記事では、「冬に登るなら」という季節の条件を設定したうえで、達磨山、越前岳、浜石岳、満観峰、沢口山、神石山を紹介しています。

それぞれについて、

「短時間で登れる」

「富士山が見える」

「雪が少ない」

「登山道が整備されている」

など、なぜおすすめなのかを説明しています。

単なる山のリストではなく、**「あなたが今こういう条件なら、この山があります」**という形になっています。

これは検索から訪れた読者にとって非常に親切です。

ただし、本人はかなり幅広い山へ行っている

初心者向けの記事が多いからといって、管理人自身の登山レベルが初心者というわけではありません。

山の一覧を見ると、百名山・二百名山を含めて全国のかなり多くの山を歩いています。岩木山、八甲田山、鳥海山、飯豊山、朝日連峰、宮之浦岳なども掲載されています。

2023年には韓国岳や宮之浦岳、釈迦ヶ岳なども歩いています。

さらに、急登を好むことを明確に書いた記事もあります。

「キツい急登を登るのが好き」と本人が書き、その魅力として、人が少ないこと、成長を実感できること、疲労感や達成感などを挙げています。

このあたりは面白いところです。

読者には優しいけれど、自分自身は結構ハードな山も好き。

この距離感があるから、初心者向け情報にも説得力があります。

「山を選ぶ」ためのブログ

このブログを読んでいると、単に山行記録を読むというより、「次はどこへ行こうか」と考えるためのサイトだと感じます。

特に「山の一覧」はその象徴です。

全国の山を地方別に整理し、それぞれに登頂年月と一言コメントが付いている。

「この地方でどこか登りたい」

「百名山以外にも面白い山はないか」

「冬でも登れる山を探したい」

「初心者でも登れる山が知りたい」

そういうときに、かなり使いやすい。

山を紹介するだけでなく、山を選ぶための材料を大量に蓄積しているわけです。

山の魅力だけでなく、欠点も書く

このブログを読んでいて特に好感が持てるのは、山の欠点も普通に書いているところです。

和名倉山の記事のタイトルは、

「200名山なのに山頂が残念」

です。

これはかなり正直です。

実際、和名倉山について「眺望のない鬱蒼とした山頂」と説明しています。

しかし、だからといって山そのものを否定しているわけではありません。

「この山にはこういう特徴がある」ということを、そのまま伝えている。

山の評価を一方向に決めつけず、良いところと期待できないところを分けて書く

この姿勢が、記事全体の信頼感につながっています。

登山の楽しみ方を広げてくれる

「運命のいたずら登山日記」を読んでいると、百名山のような有名な山だけが登山の対象ではないことにも気づきます。

静岡の沢口山のように知名度が低い山にも行く。

冬だから低山を選ぶ。

富士山を見るために山を選ぶ。

急登を楽しむために山を選ぶ。

ゴールデンウィークならテント泊できる山を探す。

こうして条件ごとに山を探していくと、登山の選択肢が一気に広がります。

「有名な山へ登る」という一本道ではなく、

「今日は何を楽しみたいか」から山を選ぶ。

この考え方が、このブログにはかなり強くあります。

個人の山行記録と、登山ガイドの中間

「運命のいたずら登山日記」を一言で表すなら、個人の登山ブログと初心者向け登山ガイドの中間にあるサイトだと思います。

写真や文章には個人の感想がしっかり残っています。

一方で、アクセス、ルート、コースタイム、難易度などはかなり整理されています。

さらに、山ごとの評価には「この山はこういう人に向いている」という視点があります。

そのため、単に管理人の思い出を読むだけではなく、これから登る人が実際に参考にできます。

そして何より、

「この山は素晴らしかった」

だけではなく、

「ここは良かったけれど、こういう目的なら別の山の方がおすすめ」

と書いてくれる。

この正直さと実用性のバランスが、このブログの一番の魅力ではないでしょうか。

全国の山を広く歩きながら、そこで得た経験を次に山へ行く人へ渡している。

初心者には分かりやすく、経験者には新しい山を探すきっかけになる。

「運命のいたずら登山日記」は、山を登った記録を残すだけではなく、「次にどの山へ行くか」を考えるための登山ブログとして、とても完成度の高いサイトだと感じます。

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